概要

より良く・早く・強力にWeb開発を進めるためのアプローチを含む、Bootstrapの基盤となる重要な部分について理解していきます。

HTML5 doctype

Bootstrapは、HTML5 doctypeを必要とする特定のHTML要素とCSSプロパティを使用します。 そのため、あなたのプロジェクトのHTMLファイル全般に下記のような宣言を含めてください。

<!DOCTYPE html>
<html lang="en">
  ...
</html>

モバイルファースト

Bootstrap 2では、フレームワークで重要となる外見を決定づける部分を変更するために、任意でモバイルフレンドリーなスタイルを追加していました。 Bootstrap 3では、最初からモバイルフレンドリーとなるように書き直されています。

任意にモバイルのスタイルを追加するのではなく、コア部分に刻まれているということになります。 つまり、Bootstrapはモバイルファーストということです。 モバイルファーストのスタイルは、分離されたファイルではなく、ライブラリ全体で目にすることになるでしょう。

適切なレンダリングとタッチズームのために、<head>viewportのmetaタグを追加します。

<meta name="viewport" content="width=device-width, initial-scale=1">

viewportのmetaタグにuser-scalable=noを追加することで、 モバイル端末でのズーム機能を無効化することができます。 ズームを無効化することでユーザーはスクロールしか使用できなくなり、 サイトを少しだけネイティブのアプリケーションのように感じさせることになります。 我々としては、サイトでこれを使用することは非推奨としていますので、慎重に取り扱ってください。

<meta name="viewport" content="width=device-width,
        initial-scale=1, maximum-scale=1, user-scalable=no">

Bootstrapは全体の基礎となる、表示・タイポグラフィ・リンクスタイルを設定します。 具体的には、

  • bodyには、background-color: #fff;を設定。
  • タイポグラフィの基礎として、@font-family-base@font-size-base@line-height-baseを使用。
  • グローバルで、リンク色は@link-colorを通して設定。下線は:hover時のみ適用。

これらのスタイルは、scaffolding.lessで確認することができます。

Normalize.css

クロスブラウザでのレンダリングのために、 Nicolas Gallagher氏とJonathan Neal氏のプロジェクトによるNormalize.cssを使用します。

コンテナ(container)

Bootstrapはサイトのコンテンツを包み(wrap)、グリッドシステムを適用するために、コンテナ要素が必要となります。 プロジェクトで使用するコンテナを、2つのコンテナから1つ選ぶことができます。 padding等の理由から、どちらのコンテナも入れ子ができない事に注意してください。

レスポンシブな固定幅のコンテナにするには、.containerを使用してください。

<div class="container">
  ...
</div>

viewportの幅全てに広がる全体幅のコンテナにするには、.container-fluidを使用してください。

<div class="container-fluid">
  ...
</div>

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docs CC BY 3.0

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